高校受験の基本知識

 

高校入試の時期
国立・私立は少し早めの1〜2月初旬。公立は2月末頃に一般入試が毎年実施されます。
推薦入試に対して一般入試は後期(2期)選抜とも呼ばれます。


一般入試
大半の高校入試では学力検査と調査書によって合否が決まります。

 

一般入試の試験時間
公立高校の一般入試の試験時間は1科目当たり45分〜60分です。
試験当日は午前に2〜3科目を受験し、昼食時間を挟んで、午後に残りの科目を受験します。
詳しくは各都道府県の教育委員会のページで確認して下さい。

 

調査書(内申書)
調査書には9教科の評価点(通信簿の点数)が記載されます。
特定の科目の比重を重くした評価点が用いられることもあります。
高校入試における調査書の扱いは都道府県によって異なります。
学力検査と調査書の得点換算比率も都道府県によって異なります。
なお、調査書には欠席・遅刻日数、生活態度なども記載されますが、
一般入試ではこれらの事項は参考程度とされます。

 

偏差値
受験生の中での学力の偏りを表わす数値が偏差値です。ではなぜ偏差値が使われるのか?
どんなに高い点数をとっても、他の受験生がそれ以上の点数をとっていれば合格できません。
点数ではなく、他の受験生との差異(偏差)を計れる偏差値が重要になってくるのです。
すごく単純に大体の偏差値レベルを表すと下記のようになります。
偏差値76以上  どこでも受かる
偏差値66〜75 大抵の高校は受かる
偏差値56〜65 難関校を十分狙える
偏差値46〜55 難関校は要努力
偏差値36〜45 難関校は厳しい
偏差値26〜35 高校はほとんど選べない
偏差値25以下  高校進学は困難

 

合格最低点
各高校の合格最低点は、一部の私立高校を除いて正式には公開されないのが一般的です。
各高校や中学校の進路指導の先生などに問い合せる必要があります。

 

模擬試験(模試)
一般的に模擬試験(もぎしけん)は模試(もし)と略称で呼ばれます。
模試とは入試問題の出題形式や難易度を模した(まねた)試験のことを指します。
模試を受けることで入試本番の問題形式や雰囲気になれるとともに、志望校合格の可能性や
自分の偏差値を知ることができます。模試は都道府県ごとに実施されるのが一般的です。
公立高校向けの模試であっても、実施するのは公的機関ではなく私企業です。
年に5〜10回程度実施され、料金はさまざまです。

 

国公立と私立の入試科目
公立高校は都道府県ごとの統一入試問題による学科試験が実施されます。
試験は5科目(英・数・国・理・社)で、通常は特定の科目の優遇などはされません。
試験問題も一部の高校や学科を除けば同一です。
国立高校は主に5科目入試で、試験問題は高校が独自に作成します。
私立高校は3科目(英・数・国)入試が一般的です。
試験問題も問題の難易度も学校によって異なります。
また、私立高校受験では内申点(調査書)は参考程度とされ、学科試験の得点が重視されます
(推薦入試の場合は逆)。

 

学区制度
公立高校の普通科の受検資格を地域(住所)ごとに制限するのが学区制度です。
人気校(地域)への一極集中や、それによる高校受験浪人を防ぐ目的がありました。
しかし弊害も多いため全国的に全廃、制限の縮小へ向かっています。
なお、工業科、商業科などの専門学科や国立・私立高校を受験する場合は基本的に学区制限は
ありません。(学区制限のある国立・私立高校もあります。)

 

過去問
過去問(過去問題集)は前年度までのおよそ3〜6年分の入試問題を集めた問題集です。
過去問は毎年5月くらいから書店に並びます。高校入試の問題には一定の出題形式があり、
出題される問題の種類にもパターンがあります。
入試本番では制限時間内に解答しなければなりません。従って過去問に取り組んで問題の形式に
慣れておくのと、そうでないのとでは同程度の学力でも得点に大きな差が生じます。
遅くとも3年の夏休みくらいから取り組んでおくことが推奨されます。